第24回 東北地区大会

日時

2025年3月2日(日)9:30 - 17:15

会場

仙台国際センター(〒980-0856 宮城県仙台市青葉区青葉山無番地 アクセス

受付開始

9:00 -(受付:会議棟2階)

登録締切

2月24日(月)

託児室申込

大会期間中9:00-17:30に託児室を開設いたします.(お子様一名当たり3,000円)
お申込みは、2月19日(水)までに下記フォームからお申込みください.
にこにこサポート:https://niconico-s.com/event2503-3/

PROGRAM

プログラム

2階 大会議室「萩」 / 獣医師会場
9:30 - 10:45

[ 皮膚病学 ]

犬の中耳炎の診断・治療をアップデート

講師:
今井 昭宏 / JASMINEどうぶつ総合医療センター(神奈川県)
協賛:
ゾエティス・ジャパン株式会社

概要

私が思う中耳炎の治療戦略(特に慢性例)の基本は,「まず正確に中耳炎を診断し分類すること,それぞれの中耳炎に適応した治療方針を立て,耳内視鏡処置(または,無麻酔下中耳内洗浄)を丁寧に実施する」ことである.適応を考えずに,ただ闇雲に耳を洗浄, または,手術することは避けたいところである.中耳炎の治療において,中耳内洗浄は極めて有効性の高い処置であり,その洗浄された中耳に対し全身療法と局所療法の両方を組み合わせてセンスよく長期管理することで非常に高い治療効果が得られる.さらに,耳毒性 (ototoxicity) やその予防措置に精通しておくことは極めて重要である. これらの戦略について,図Aにまとめた.本講義内ではこの内容について詳しく解説する.

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11:10 - 12:25

[ 呼吸器外科学 ]

症例から考える代表的な喉頭蓋疾患 -診断のコツと外科治療-

講師:
末松 正弘 / AMC末松どうぶつ病院 呼吸器・循環器センター(大分県)

概要

まだまだ認知されていると言い難い喉頭・喉頭蓋疾患.知っておくことで呼吸器診療の幅が広がり,診断や緊急時の対応が変わります.ぜひご参加ください!

12:45 - 13:45 ランチョン

[ 内分泌学 ]

犬の甲状腺機能低下症を再考する -それって本当に甲状腺機能低下症?-

講師:
西飯 直仁 / 岐阜大学
提供:
共立製薬株式会社

概要

甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモン欠乏による疾患であり,中年〜高齢の犬においてしばしば診断される.その診断で最も問題となるのは過剰診断である.つまり,甲状腺機能低下症でない犬を甲状腺機能低下症と診断してしまうことが少なくない.これは,甲状腺以外の疾患による血中甲状腺ホルモン濃度の低下(いわゆるユウサイロイドシック症候群)が最大の原因である.本講演では,ユウサイロイドシック症候群を見極め,正しく診断するために重要な点についてピックアップして解説したい.

14:20 - 15:35

[ 内科学 ]

症例から学ぶ猫内科学アップデート

講師:
佐藤 雅彦 / どうぶつの総合病院 専門医療&救急センター(埼玉県)

概要

近年,猫医療の分野では目覚ましい進歩が続いており,新たな薬剤の選択肢が増えたことは喜ばしい一方で,臨床現場ではその適切な使い方を理解し,活用する難しさも感じられます.「FIPが疑われるけれど,PCR検査は陰性の場合,どう対応する?」「eDKAとは何か?その管理方法は?」「IBDにステロイドを使用して下痢は改善したものの,体重が増えない場合はどう対処する?」といった臨床で直面する疑問を,実際の症例を通じて掘り下げながら,ここ数年で登場した新薬や治療法について最新情報をお伝えします!

16:00 - 17:15

[ 神経病学 ]

てんかん診療の今:診断と治療アプローチの進化

講師:
桑原 孝幸 / 桑原動物病院(群馬県)
協賛:
物産アニマルヘルス株式会社

概要

本講演では,犬猫のてんかん診療について,問診のポイントからエビデンスに基づいた診断・治療法までを解説します.ひとりの一般臨床医の視点から,「てんかんの診かた」を具体的にお伝えする予定です.てんかんは「わかりにくい」,「とっつきにくい」と感じる方も多いかもしれませんが,実際の発作動画を交えながら,最新の知見を共有し,効率的な診断・診療に役立つ内容をお届けします.

3階 中会議室「白橿1」 / 獣医師会場
9:30 - 10:45

[ 眼科学 ]

クリニックで対応する眼科症例と紹介のタイミング -早くにご紹介頂いた症例とタイミングを逃した症例-

講師:
小林 一郎 / どうぶつ眼科EyeVet(東京都)
協賛:
株式会社メニワン

概要

動物病院で遭遇する眼科疾患で二次診療施設に紹介するタイミング,難しいかと思います.そこで角膜潰瘍,白内障,眼瞼腫瘤など実際の症例をご紹介しながら状況の見極め方,治療と紹介のタイミングをご提案させて頂きたいと思います.

11:10 - 12:25

[ 整形外科学 ]

中高齢の犬猫の関節疾患 -どう診断し,どう治療する?-

講師:
佐々木 亜加梨 / ONEどうぶつ整形外科センター東京(東京都)
協賛:
株式会社ビルバックジャパン

概要

近年,動物の高齢化が進み,中高齢動物の診療機会も増加傾向である.中高齢動物の整形外科疾患に対しては,若齢動物と異なる考え方で診療を進める必要がある.本講演では,中高齢の犬猫でよく認められる前十字靭帯損傷・膝蓋骨脱臼・股関節脱臼・変形性関節症を中心に,病態に関する最新知見,診断のコツや注意点,治療方針を決定する際の考え方について,整形外科二次病院の経験もふまえて詳しく解説する.

14:20 - 15:35

[ 画像診断学 ]

いきなり胸部X線!この所見って何なのさ?

講師:
華園 究 / 酪農学園大学

概要

胸部X線検査は日々行われていますが,悩ましいのは所見の解釈です.「異常はだと思うけど,それが何を示しているのかがわからない」ということがよくあるのではないでしょうか?胸部X線読影には経験も大事ですが,やはり知識がないといくら読影してもうやむやで終わってしまいます.胸部X線読影では「knowledge is power」です.一緒に所見の解釈について再考してみましょう!

16:00 - 17:15

[ 臨床病理学 ]

細胞診で腫瘍を見逃さない 症例ベース検討会

講師:
浅川 翠 / どうぶつの総合病院 専門医療&救急センター(埼玉県)

準備中

3階 中会議室「白橿2」 / 獣医師会場
9:30 - 10:45

[ 神経病学 ]

神経学的検査 -神経病診断の原点-

講師:
中田 浩平 / 岩手大学

概要

神経疾患の診断においてMRI検査やCT検査などの断層画像検査,脳脊髄液検査など全身麻酔下での検査が必要となることは少なくない.しかし,これらの検査でも闇雲に実施しては病変を検出できないことがあり,適正な病変部位に対して適正な検査法を選択する必要がある.これを決定するのが神経学的検査であり,神経病の診断における原点と言える.本講演では改めて神経学的検査の方法を解説し,日常診療に活かしていただければ幸いである.

11:10 - 12:25

[ 経営学 ]

誰も教えてくれなかった動物病院経営術

講師:
豊田 陽一 / 株式会社1sec.,株式会社FINAL ANSWER

概要

動物病院の経営は,集患やスタッフ育成,採用,院内運営など総合力が必要です.しかし,具体的なノウハウを学ぶ機会は限られています.本セミナーでは,“誰も教えてくれなかった動物病院経営術”として,成功事例と失敗談を交えながら解説し,経営者としての視野を広げ,動物とご家族へ最高の価値を届けるためのWHYとHOWをお届けします.

14:20 - 15:35

[ 循環器病学 ]

失神症例への診断治療アプローチ

講師:
髙野 裕史 / どうぶつの総合病院 専門医療&救急センター(埼玉県)

概要

失神とは脳虚血による一過性の意識消失であり,突然の虚脱やふらつきとして認められる.原因を特定していくには,まずはてんかん発作などの“非”失神との鑑別が必要となる.失神を強く疑う場合には,心原性もしくは反射性失神のどちらであるか,画像診断,院内心電図,ホルター心電図検査などを用いて特定していく(犬猫における起立性低血圧の情報はほぼないため除外).
治療は原因により様々であるが,原因となる心疾患や不整脈への対処,反射性失神では背景にある病態やトリガーとなる症状への対処が主体となる.
今回は失神患者を紹介しながら,その診断・治療アプローチを解説したい.

16:00 - 17:15

[ 放射線腫瘍学 ]

ここまでできる放射線治療

講師:
塩満 啓二郎 / どうぶつの総合病院 専門医療&救急センター(埼玉県)

準備中

2階 大会議室「橘」 / 愛玩動物看護師 ・ACS会場
9:40 - 10:50

[ 画像診断学 ]

X線で大事なのは正しいポジショニングなんです!

講師:
華園 究 / 酪農学園大学

概要

X線検査は日頃から行われている身近な検査です.しかしながら大変奥深い検査でもあり,撮り方一つで検査結果に影響してしまいます.特にポジショニングは大変重要で,これによって診断が大きく左右してしまいます.では,正しいポジショニングとは何なのでしょうか?これについてロジックから説明し,日頃の診療に活かせるお話をさせていただきます.

11:20 - 12:30

[ 眼科学 ]

愛玩動物看護師,若手獣医師に聞いてほしい -症例から学ぶ眼科疾患と症状のメカニズム-

講師:
小林 一郎 / どうぶつ眼科EyeVet(東京都)
協賛:
千寿製薬株式会社

概要

動物病院で遭遇する眼科疾患,眼の情報が少ないこともあり対応が難しいかも知れません.
そこで今回は 『目の前にいる患者さんの訴える症状がどうして起こっているのか』を考え,症状の起こるメカニズムについて基礎からお話しさせて頂きます.

13:00 - 14:00 ランチョン

[ ランチョンセミナー ]

愛玩動物看護師だからできる -喜んでもらえるシニア教室のはじめかた-

講師:
三橋 有紗 / ぬのかわ犬猫病院(神奈川県)
提供:
株式会社V and P

概要

動物病院が老犬とその家族の生活を支援する際に,家族との信頼関係の構築やその為の機会を確保することが重要である. 信頼関係構築のためには,家族の気持ちを“傾聴する”ことが大切であり,この部分で愛玩動物看護師が担う役割は大きい.その手段としてシニア教室の開催が非常に有効であったので,そのメリットや概要の紹介,ならびに実例とアンケート結果を用いた“家族に喜んでもらえるシニア教室”の具体的な企画例を説明する.

14:20 - 15:30

[ 臨床病理学 ]

血液塗抹で救急疾患を見つけよう!

講師:
浅川 翠 / どうぶつの総合病院 専門医療&救急センター(埼玉県)

準備中

16:00 - 17:10

[ 内科学 ]

愛玩動物看護師も知っておくべき:猫の特性を活かした糖尿病管理の実践ガイド

講師:
佐藤 雅彦 / どうぶつの総合病院 専門医療&救急センター(埼玉県)

概要

「猫は小さな犬ではない」という言葉は,多くの病気において当てはまりますが,その代表例のひとつが糖尿病です.糖尿病の食事管理や治療アプローチには,犬と猫で大きな違いがあり,犬と同じ方針で指導を行うと誤りにつながる可能性があります.猫の独自の食性や生理学,さらに猫特有の糖尿病の病態生理をしっかりと理解し,ご家族に自信を持って適切な指導ができるよう,知識を深めましょう!

2階 大ホール / 愛玩動物看護師 ・ACS会場
9:40 - 10:50

[ コミュニケーションスキル ]

チームが生まれ変わるコミュニケーション術

講師:
豊田 陽一 / 株式会社1sec.,株式会社FINAL ANSWER

概要

動物病院の運営,つまり動物とご家族を笑顔にするためには,何よりチームワークが大切です.本セミナーでは,チームワークを高める秘訣として「互いを理解し合うこと」と「理想のコミュニケーション術」の2点にフォーカスして具体的に解説します.明日から実践できる事例を交えながら,病院内の雰囲気を一新し,より豊かなケアを提供するためのヒントを共有します.笑顔があふれる動物病院づくりを,一緒に目指しましょう!

11:20 - 12:30

[ 循環器病学 ]

動画で見る心疾患による臨床徴候 -呼吸・咳・失神-

講師:
髙野 裕史 / どうぶつの総合病院 専門医療&救急センター(埼玉県)

概要

咳や呼吸促迫などの心疾患において認めうる臨床徴候は,分かりやすい症状であることが多い一方で,他の疾患でも認めうる非特異的な症状でもある.例えば咳は心疾患でも呼吸器疾患でも認めうる症状であり,失神はしばしばてんかん発作との見分けが困難な時がある.稟告のみでの原因鑑別には限界があるものの,問診にて隠れたヒントを見つけることができる場合もある.今回は,「咳と呼吸」,「失神・ふらつき」に焦点を当て,実際の症例の動画を紹介しながら注意すべきポイントについて解説を行なっていきたい.

14:20 - 15:30

[ 呼吸器外科学 ]

こんな呼吸は要注意!呼吸音で考える呼吸器疾患

講師:
末松 正弘 / AMC末松どうぶつ病院 呼吸器・循環器センター(大分県)

概要

苦しい時,動物は「異常呼吸音」と「呼吸様式」でSOSを出します.今回は様々なケースでみられるSOSのサインをみていただき,感じて,明日からの看護に役立ててください.会場で会いましょう!

16:00 - 17:10

[ 神経病学 ]

もう怖くない!神経病が来た時の対処法

講師:
中田 浩平 / 岩手大学

概要

神経病の中にはてんかん発作など緊急性のある状態や,四肢麻痺など取り扱いに注意が必要な状態などがある.そのような症例が来院した際に落ち着いて対応するためには,緊急性の高いものや動物に起こっていることを理解しておくことが大切である.そのためには,神経病の症状と病変部位の関係をある程度理解することが必要となる.そこで,本講演ではこれらについて解説し,日常診療に生かしていただければ幸いである.

2階 展示ホール「桜」 / 展示会場
10:00 - 16:00

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