9:30 - 10:40 | [ 内科学 ] 犬の急性膵炎アップデート2024
本講演では,犬の急性膵炎の臨床診断には今どのような基準が用いられているか,各検査系の原理とその意義,膵炎と診断するには微妙な検査所見の解釈の仕方について考えていきたいと思います.また,膵炎の治療に関するガイドラインは現状ありませんが,標準治療と考えられている治療法,標準治療外の治療法について,最新のエビデンスを交えて考えてみましょう. |
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11:00 - 12:10 | [ 循環器病学 ] どうする心原性肺水腫!?
心臓病に続発する肺水腫の診断,治療,そして予防について,イヌとネコに分けて解説します.肺水腫に関しては,参考になるエビデンスや論文がほとんど存在しないため,経験論も織り交ぜた内容になります. |
12:30 - 13:30 ランチョン | [ 腎泌尿器病学 ] ベラプロストの臨床的有効性 -猫慢性腎臓病の発症・進行要因に関する最新の知見をふまえて-
医学で尿細管間質における慢性低酸素症が腎臓病(CKD)の最終共通経路として認識が広まっています.人と猫のCKDには病因や病態生理に多くの違いがあるものの,最終的な腎臓病変が尿細管間質の線維化であるという点で共通します.獣医学でも,猫CKDの発症機序として腎臓低酸素,そのメカニズムの一つに内皮細胞障害が提案されています.本講演では猫CKDの発症・進行要因に関する最新情報をご紹介し,その背景を踏まえたベラプロストの臨床的有効性について解説いたします. |
14:10 - 15:40 | [ 救急医療 ] なるほど,そうだったのか!!明日から役立つ救急エコー
ここ数年で救急エコーに関する商業誌や講演はかなり増えてきた.それならば,と少し興味をもって勉強してもみても解釈や使いどころがよく分からず,なかなか現場に活かせないままになってしまっていないだろうか.だが,救急現場にいるとエコーは必須のスキルで,助けられることばかりである.救急エコーを使いこなす1番のポイントは実施する前と検査中の「考え方」であると思う.この講演では現場の「考え方」を中心に紹介し,どのように現場で活用していくかを一緒に考えていきたい. |
16:00 - 17:30 | [ 内科学 ] 猫の慢性腎臓病のアップデート
普段の診療でよく遭遇する猫の慢性腎臓病ですが,FGF-23の使いどころや,腎性貧血に対する新規治療薬,悪液質対策など診断や治療においていくつかアップデートがあります.本講演で知識をアップデートして慢性腎臓病の猫を適切に管理してあげましょう! |
9:30 - 10:40 | [ 歯科学 ] 俺流 犬の抜歯術 乳歯抜歯から難抜歯まで
準備中 |
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11:00 - 12:10 | [ 眼科学 ] 明日からの眼科診療に必ず役に立つ! 『眼科症例スライドから読み取れる情報とその考え方 ~角膜~』
日頃遭遇する眼科症例のスライドをたくさんお見せします.そこから読み取ることができる所見を見つけ,現在何が起こっているのかを,わかりやすく解説していきます. そして,診断や治療方針をどのように考えていくのかを実際の症例を通して解説していきます. 角膜混濁の原因は5つから鑑別,角膜潰瘍の原因別治療法など明日からの眼科診療に必ず役に立ちます. |
14:10 - 15:40 | [ 腫瘍学 ] 症例から学ぶ腫瘍の集学的治療 -肥満細胞腫&肛門嚢腺癌-
肥満細胞腫と肛門嚢腺癌は,いずれもリンパ節転移を生じやすい腫瘍として知られています.そのため,手術だけでは効果的な治療ができないケースも少なくありません.放射線をどこにどのように照射するのか?抗癌剤は何をどのように使うのか?本講演ではこれらの点について,過去のエビデンスと症例をベースにお話させていただきます. |
16:00 - 17:30 | [ 皮膚科学 ] どうする?犬アトピー性皮膚炎 -アポキルが効かないと思ったら-
オクラシチニブ(アポキル)は2016年に日本でも発売されて以降,その即効性と高い安全性により犬アトピー性皮膚炎の治療は劇的に変化した.そして今,二次診療施設を受診するのはアポキルを投与しても治らない犬たちである.この講演では,犬アトピー性皮膚炎炎になぜアポキルが効かないのかを診断と治療の側面から解説する. |
9:30 - 10:40 | [ 神経病学 ] リハビリテーションの視点を獣医療に取り入れる!
リハビリテーションのコンセプトやアプローチは一見すると他の獣医療分野と異なり非常に独特である.しかし,獣医療と異なる「別の何か」ではなく,欠くことのできない獣医療の一分野である.本講義では,リハビリテーションの持つ独特な病態評価方法や施術方法について具体例を用いて紹介するとともに,運動機能回復にとどまらない,獣医療における役割について提言する. |
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11:00 - 12:10 | [ 軟部外科学 ] 電気メスの正しい使い方:原理に基づいたコツと知っておくべきリスク
皆さん,電気メスをどのようにお使いでしょうか.バイポーラで出血を止める,それだけではありません.まさにメスのように切開も出来ます.凝固しながら切開することも出来ます.いわゆるシーリングデバイスの中にはバイポーラと同じ原理を使用しているものもあります.電気メスは万能包丁のようです.しかし,使い方を間違えると,たちまち諸刃の剣となります.一般的な電気のイメージとは異なる現象も生じえます.今一度,原理を学び直し,安全に有効利用しましょう. |
14:10 - 15:40 | [ 内科学 ] 患者を紹介する時にやっておけることを考える
症例のご紹介を受けた時に感じることをお伝えし,獣医師が協力して患者の健康を守っていくかについて考えるきっかけを提供したいと思います. |
16:00 - 17:30 | [ エキゾチックアニマル医学 ] ウサギ等の過長歯切削方法
演者が行っているウサギの切歯切削方法及びウサギ・チンチラ・モルモット・デグーの具体的な麻酔下臼歯切削方法(口内検査,インフォームドコンセント,麻酔,口内撮影,切削)を紹介いたします. |
9:30 - 10:40 | [ 循環器病学 ] これだけは鼓膜と脳に焼き付けておきたい心肺の異常音
心臓や肺から発生する代表的な異常音を学びます.診察の合間に実際の症例から録音した音を会場で繰り返し聞きながら,解説を進めます.プログラム最後のセミナーですが,最後まで集中力を切らさないよう頑張って勉強して下さい. |
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11:10 - 12:20 | [ 歯科学 ] 俺流 デンタルホームケア 歯磨きの実際
準備中 |
12:50 - 13:50 ランチョン | [ 動物看護学 ] 一次診療の視点から考える「救急時の動物看護」
緊急の対応が必要な犬猫の来院や,預かり中の犬猫の状態の急変は,どの施設でも起きる可能性があります.私自身,緊急の状態にあるにも関わらず何もできなかった経験や,状態の変化に気づけずに悔しい思いをしたことがあります.今回の講演では,そのような大切な命の教えの経験を踏まえ,救急時にまずどのように行動すればよいか,状態が悪化していく兆候にどう気づくかに焦点を当て,一次診療施設の愛玩動物看護師の視点からお話しいたします. |
14:20 - 15:30 | [ エキゾチックアニマル医学 ] ウサギ診療におけるアイデアとインフォームドコンセント
演者の病院で行っているウサギの飼い主へのインフォームドコンセントやウサギの具体的な保定・ケア方法・強制給餌・治療処置においてのアイデアなどを紹介いたします. |
16:00 - 17:10 | [ 内科学 ] 信頼できる検査のためにできること
国家資格となり,ますます重要性の増す動物看護師として知っておいていただきたい検査に関する基本的な知識をお伝えします. |
9:30 - 10:40 | [ 眼科学 ] スライドで,しっかりと解説 -どうぶつの眼の正常と異常とその対処法-
眼科は学校で習っていないからよくわからない,ということをよく耳にします.そこで今回は臨床において必要な眼科の解剖,生理をご家族の方にも説明できるようにわかりやすくスライドを使って説明していきます.また,現場で必要な眼の正常,異常所見を実際の症例写真をたくさん使って解説していきます.きっと明日からの診療に役立つと思います. |
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11:10 - 12:20 | [ 神経病学 ] リハビリテーションの視点を動物看護に取り入れる!
人医療では,看護師と理学療法士が協力してリハビリテーションを進めていく.しかし,獣医療においては「動物理学療法士」が存在せず,リハビリテーションは看護と共通する部分も多いため,動物看護師が両者の役割を担っている場合が多い.本講義では,リハビリテーションの持つ独特な病態評価方法や施術方法について触れるとともに,動物看護における応用について具体例を用いて提言する. |
14:20 - 15:30 | [ 皮膚科学 ] 健康的な皮膚のための犬のスキンケア -普段のケアから治療まで-
スキンケアは健康な皮膚を保つために行う処置です.スキンケアは愛玩動物看護師・アニマルケアスタッフが院内で実施するだけでなく,クライアントエデュケーションが重要な処置でもあります.犬の主なスキンケアであるブラッシングとシャンプーを中心に,皮膚の性質や犬種に合わせた病気にさせないためのスキンケアと皮膚病の治療薬としての薬用シャンプーを用いた外用療法について解説します. |
16:00 - 17:10 | [ 救急医療 ] 入院管理で見逃したくないポイント教えます!
重症患者を治療するためには入院の管理が何よりも重要であり,特に重症患者の多い救急の現場では看護スタッフの力なくして最適な治療はできないと言っても過言ではない.では,どのような管理を行うべきだろうか.残念ながら獣医療で確固たる指針は存在せず,施設ごとに実施しているのが現状である.だが,見逃してはいけないポイントは共通であり,そのポイントを中心に,しっかりと目的をもった入院管理を行わなければならない.本講演では70分間で伝えられる限り,私たちのチームの行なっている入院管理のポイントについて解説する. |
10:00~16:00 | 企業展示 |
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