麻酔モニタリング

春の麻酔祭り - ベッドサイドですぐに役にたつ麻酔のレシピ -

配信期間

2024年4月1日(月)0:00 - 6月30日(日)23:59

登録締切

6月21日(金)

薬剤について

  • 鎮痛剤の使い方-① -麻薬の上手い使い方,麻薬を使わない管理-

    講師:
    佐野 忠士 / 帯広畜産大学

    近年の獣医療では,疼痛管理は「必須のもの」であり鎮痛薬を使わない周術期管理など考えられないといっても過言ではないかもしれません.本講演では,鎮痛剤を効果的に使用するために必要な各種薬剤の特徴について有益な情報を提供します.また,フェンタニルやレミフェンタニル,ケタミンなどの麻薬性鎮痛薬だけでなく,非麻薬性オピオイドをはじめとする,麻薬以外の鎮痛薬を用いた疼痛管理法についても提案し,健康的な痛みの管理方法を促進することを目指します.

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  • 鎮痛剤の使い方-② -局所麻酔薬,日常で使うペインコントロール-

    講師:
    佐野 忠士 / 帯広畜産大学

    疼痛管理法において局所麻酔法は唯一「無痛状態」を作り出すことのできる臨床的有用性の非常に高い管理法です.本講演では,局所麻酔法を正しく行うために必要となる局所麻酔薬の特徴や,各種局所麻酔法について解説します.また,日常生活での痛み管理に焦点を当て,痛みの軽減や特定の状況での薬物や薬物以外の利用法を探求し,患者動物の日常の不快な症状を軽減させる手段を学びます.

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  • 鎮静プロトコル -スムーズな処置,検査を行うために-

    講師:
    佐野 忠士 / 帯広畜産大学
    協賛:
    日本全薬工業株式会社

    本講演では,安全かつ効果的な鎮静プロトコルの重要性に焦点を当て,そこで使用される各種鎮静薬の特徴と,動物ごとの使い方の注意点について解説します.各種薬剤の特徴を理解し,臨床現場での実践的なヒントや鎮静プロトコルの最適化に関する知識を共有するとともに,処置や検査を円滑かつ効率的に進めるためのベストプラクティスを提供します.

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  • 全身麻酔薬 -吸入麻酔,注射麻酔による麻酔維持-

    講師:
    佐野 忠士 / 帯広畜産大学

    本講演では,吸入麻酔と注射麻酔を用いて行う全身麻酔維持に焦点を当て,両者の特性,利点,欠点について詳細に解説し,麻酔の安全性と快適さを確保するための臨床応用における実践的な観点から,麻酔維持に関する最善の方法について概説する予定です.

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  • 筋弛緩薬 -筋弛緩薬の特徴と使用の注意点-

    講師:
    田村 純 / 北海道大学

    末梢性筋弛緩薬を使用すれば自発呼吸は停止して人工呼吸管理が必要となります.筋反射消失により麻酔深度判断も困難となります.覚醒時に拮抗を行う場合,迷走神経過緊張による心停止など危険な副作用を生じる可能性もあります.たくさんのデメリットがあるにもかかわらず,白内障手術などでは筋弛緩薬の使用が必須となります.適切な筋弛緩薬使用と筋弛緩状態のモニタ,そして安全な拮抗を実施できるように勉強していきましょう.

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輸液管理

  • 輸液-① -輸液剤の種類-

    講師:
    髙垣 伸吾 / さいとう動物病院 富岡総合医療センター(群馬県)

    輸液は普段の診療から身近で重要な治療となっており,動物病院で勤務される皆さんも触れる機会が多いと思います.本項では輸液の種類とそれぞれの特徴や性質について説明させていただきます.そのほかに輸液製剤により体内での水分の分布の違い輸液の必要性や目的についての内容も含んでおり輸液の基礎知識に関する内容を多く含んでいます.基礎から輸液の勉強を開始したい方向けの講演になっています.

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  • 輸液-② -輸液剤選択の注意点-

    講師:
    髙垣 伸吾 / さいとう動物病院 富岡総合医療センター(群馬県)

    一般臨床で輸液療法が必要になるケースはさまざまであり,手術や処置のための麻酔時や緊急疾患の対応,入院症例に対しての輸液などがあります.今回はそのようのケースに対してどのように輸液を選択するか,流量の設定やモニタリングなどどのようなところに注意するかに焦点を絞っており実際の診察に近い内容の講演になっています.明日からの診療に活かしていただけると幸いです.

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  • 輸液-③ 術後栄養管理 -栄養輸液と経口栄養管理-

    講師:
    髙垣 伸吾 / さいとう動物病院 富岡総合医療センター(群馬県)

    手術の後の栄養管理は症例の回復に深く関わっています.術後なるべく早く経腸栄養を始められることが入院期間を短縮するとされています.症例によっては経腸栄養の開始が困難な場合もあるため静脈栄養が必要になることもあります.今回は術後の栄養管理のさまざまな方法やその手技などを含めた内容の講演となっています.症例に適した栄養管理を行い早期回復を目指しましょう.

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手技関連講義

  • 麻酔に関わる手技 前処置~抜管まで-① (例)前処置~導入

    講師:
    田中 翔 / 近畿動物医療研修センター附属動物病院(大阪府)

    本講演では「質の高い全身麻酔は質の高い手技から」をテーマに、基本手技から麻酔専従医だからこそ気にかけるポイントやテクニックまで少々マニアックに解説します.
    ① 麻酔導入と麻酔覚醒は表裏一体
    ② 気道管理と気管挿管のtips
    ③ 動 / 静脈ルート確保の方法とルートトラブルにまつわるアレコレ
    ④ 穏やかな覚醒は◯◯から
    慣習的な方法を今こそ見直し,質の高い麻酔診療にお役立て頂ければ幸いです.

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  • 麻酔に関わる手技 前処置~抜管まで-② (例)維持~抜管

    講師:
    田中 翔 / 近畿動物医療研修センター附属動物病院(大阪府)

    本講演では「質の高い全身麻酔は質の高い手技から」をテーマに、基本手技から麻酔専従医だからこそ気にかけるポイントやテクニックまで少々マニアックに解説します.
    ① 麻酔導入と麻酔覚醒は表裏一体
    ② 気道管理と気管挿管のtips
    ③ 動 / 静脈ルート確保の方法とルートトラブルにまつわるアレコレ
    ④ 穏やかな覚醒は◯◯から
    慣習的な方法を今こそ見直し,質の高い麻酔診療にお役立て頂ければ幸いです.

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  • 麻酔に関わる手技 神経ブロック①

    講師:
    松浦 聖 / さいとう動物病院 富岡総合医療センター(群馬県)

    神経ブロックは,正しく実施することができれば強力な鎮痛効果を得ることができる.その結果術中および術後の管理が容易になり患畜のみならず獣医師にとっても大きなメリットになる.この講演では,まず神経ブロックを行う際の注意事項と局所麻酔中毒時の緊急対応についておさらいをする.その後ランドマーク法を用いた歯科・眼科・耳科に関する神経ブロック法について説明する.

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  • 麻酔に関わる手技 神経ブロック②

    講師:
    松浦 聖 / さいとう動物病院 富岡総合医療センター(群馬県)

    この講演では,多くの動物病院にもある超音波を用いた神経ブロック法について説明する.超音波装置を用いることで,視覚的に神経・血管の位置を確認でき局所麻酔の成功率をあげたり血管内投与等の合併症を防ぐことができる.まず超音波装置を用いた神経ブロックの基本についておさらいをする.その後ランドマーク法・超音波装置を用いた前肢・後肢・体幹の神経ブロックに ついて説明する.

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麻酔モニタリング

  • 麻酔モニタリング-① 循環管理

    講師:
    関 瀬利 / 日本獣医生命科学大学

    全身麻酔は心拍出量や末梢血管抵抗の低下などにより循環に大きく影響を及ぼすため,心電図や血圧をモニターし,低血圧,不整脈といった合併症に対して速やかに対応し,全身の臓器の血流を安全に維持,管理することで多臓器不全などの障害を予防する必要があります.本講演では,動物の麻酔モニタリングとして,特に安全な循環管理を実施するために,モニター心電図,血圧測定をどのように活かしていくかを中心に解説致します.

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  • 麻酔モニタリング-② 呼吸管理管

    講師:
    関 瀬利 / 日本獣医生命科学大学

    全身麻酔は呼吸筋である肋間筋,横隔膜の弛緩作用によって呼吸抑制を引き起こすため,動物に低酸素血症や高炭酸ガス血症といった合併症を引き起こします.麻酔中は気道確保を行い,SpO2やEtCO2を測定して適切な酸素化と換気を維持することが重要になります.本講演では,動物の麻酔モニタリングとして,安全な呼吸管理を実施するために,SpO2やEtCO2測定をどのように利用するかについて解説致します.

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  • 麻酔モニタリング-③ 麻酔深度, 体温, 尿量測定

    講師:
    関 瀬利 / 日本獣医生命科学大学

    全身麻酔は関連する合併症を予防し,鎮静,鎮痛,筋弛緩,有害反射の抑制を達成する必要があります.また,不適切な体温管理は代謝機能,免疫機能,血液凝固能,呼吸循環器の異常,臓器障害などを,さらに不適切な尿量管理では肺水腫や腎障害をもたらす可能性があります.本講演では,麻酔維持と覚醒にわたる麻酔深度の評価方法,体温管理のための測定と評価,および水分の出納を確認するために尿量測定をどのように活用していくかを中心に解説致します.

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患者管理

  • 循環対応・循環管理-① -不整脈への対応-

    講師:
    手島 健次 / 日本大学

    3コマにわたって麻酔中の循環対応・循環管理について説明します.1コマ目は不整脈対応です.麻酔中に突然不整脈に遭遇した際に冷静に対処できるようになるため,どのような不整脈であれば様子を見て良いのか,あるいは危険性や治療の必要性について解説します.また,徐脈性不整脈に対する抗コリン薬(アトロピン)の考え方,心室性・上室性期外収縮に対する実際の対処など実践に即した例を挙げる予定です.

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  • 循環対応・循環管理-② -心拍数・血圧への対応1-

    講師:
    手島 健次 / 日本大学

    3コマにわたって麻酔中の循環対応・循環管理について説明します.2コマ目は心拍数・血圧への対応1です.ここでは循環動態を決定する因子や低血圧の原因,その対処法について具体的に解説します.また,基本的な交感神経作動薬であるドブタミン,ドパミン,エフェドリン,フェニレフリンなどの特徴についても説明します.

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  • 循環対応・循環管理-③ -心拍数・血圧への対応2-

    講師:
    手島 健次 / 日本大学

    3コマにわたって麻酔中の循環対応・循環管理について説明します.3コマ目は心拍数・血圧への対応2です.ここでは主に外科侵襲による侵害刺激(麻酔モニター上で言えば心拍数や血圧の上昇)を抑制するための予防的あるいは治療的対処と,それに関連して様々な鎮痛薬の特徴について解説します.加えて,他の心拍数や血圧上昇に対する原因や考え方について説明します.

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  • 呼吸管理 -人工呼吸器の使い方を中心に-

    講師:
    田村 純 / 北海道大学

    麻酔中人工呼吸管理の基本は調節換気です.自発呼吸停止すれば,用手によるバッグ操作しますよね?それが調節換気です.用手をずっと続けるのが大変なので,実際には人工呼吸器を作動させます.急に難易度が上がると感じるかも知れませんが,用手で何となくやっていたバッグを押す強さとリズムを,3種類の具体的な数字として機械へ指示しているだけです.PEEPや自発呼吸を活かす方法など人工呼吸管理の応用は沼ですが,まずは基本と良くあるpitfallを理解しましょう!

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  • 体温管理 -低体温防止,悪性高熱-

    講師:
    田村 純 / 北海道大学

    体温は麻酔モニタのうちで軽視されがちです.例えば麻酔中低体温による覚醒時シバリングはよく見るかも知れませんが,麻酔から覚めた瞬間に手術されている上に冬山で凍えている状態と想像すると,少しでも改善するべき問題ですよね.麻酔中低体温を取り返すのは難しく,体温低下発生をどれだけ予防できるかが最重要課題です.一方,麻酔中に高体温を示す動物が時々います.過度の高体温は命に関わる問題であり,より迅速な認知と対応が求められます.

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症例ごとの麻酔管理

  • 注意が必要な麻酔シリーズ-① 短頭種

    講師:
    佐野 忠士 / 帯広畜産大学

    本講演では,短頭種における麻酔の特異な課題に焦点を当て解説します.短頭種が持つ解剖学的特徴や呼吸器系の特性,麻酔中に発生する可能性のある問題について詳細に解説し,麻酔計画の最適化,適切なモニタリング,およびリスク管理戦略など,短頭種における安全で効果的な麻酔の実践的な手法を提供します.

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  • 注意が必要な麻酔シリーズ-② 心臓が悪い

    講師:
    飯塚 智也 / 日本動物高度医療センター(愛知県)

    心臓が悪い患者の麻酔で困ることは何でしょう?いろいろありますが,最も嫌なのは心臓が止まることではないでしょうか?もちろん麻酔が問題ない患者もいれば,とても危ない患者もいます.大事なことの1つは麻酔前の見極めです.時には撤退も考慮しなくてはいけません.また,どんな心疾患においても重要なのは「バランス麻酔」です.バランス麻酔の徹底が,心臓が悪い患者の麻酔では必須と言っても過言ではありません.本講演では,普段の診療で遭遇することの多い犬の弁膜症と猫の心筋症に注目して解説します.

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  • 注意が必要な麻酔シリーズ-③ 肝臓が悪い

    講師:
    柴田 早苗 / 岐阜大学

    肝臓は生体機能を担う複雑な臓器で,肝機能の評価は麻酔管理や動物の健康状態の把握に不可欠である.肝臓は薬物代謝,栄養及び血漿タンパク質・止血因子の合成,解毒,胆汁合成などを担っている.肝疾患のある動物では,薬物動態や出血リスクへの影響を適切に評価し対策する必要がある.肝疾患の動物では低換気,低血糖,低体温などの合併症が起こる可能性があり,周術期の適切なモニタリングと対応が重要である.本講演では,肝疾患のある症例に麻酔を実施する際の注意点・麻酔計画・麻酔管理について説明する.

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  • 注意が必要な麻酔シリーズ-④ 腎臓が悪い

    講師:
    長久保 大 / 東京大学

    腎臓に問題がある症例に麻酔を行う際には,腎血流量を維持するために,十分な循環血液量と動脈血圧の維持が重要となる.そのために必要な循環管理のポイントやモニタリング法を解説する.また,麻酔前に行うべき安定化や,麻酔中や術後に起こりうるトラブルに対する対応,さらに周術期全体にわたる腎臓のケアについても解説する.

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  • 総合的麻酔管理-① -麻酔科医の思考回路を学ぶ-

    講師:
    渡邊 亮太 / TEXAS A&M大学
    協賛:
    日本全薬工業株式会社

    薬剤の使い方やトラブルシューティングについては教科書に記載があるものの,実際に症例を前にするとどのようなステップで対処していくべきなのか迷うことがたくさんあるかと思います.麻酔科医によってもアプローチは千差万別で戸惑ってしまうことがあるかもしれません.本プログラムでは現時点での“僕の考え方”を先生方と共有できればと思います.

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  • 総合的麻酔管理-② -麻酔科医の思考回路を学ぶ-

    講師:
    浅川 誠 / どうぶつの総合病院 専門医療&救急センター(埼玉県)
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心肺蘇生

  • 心肺蘇生① 一次救命処置(BLS)

    講師:
    森田 肇 / 公益財団法人 日本小動物医療センター(埼玉県)

    心肺蘇生を実施する機会は決して多くないだろう.だからこそ,いざというときに適切な処置を実施するためにしっかりとした知識を定着させておく必要がある.そもそも心肺蘇生を開始するタイミングは?何から開始して,何に気をつけるべき?胸部圧迫の適切な手技は?人工呼吸はどうする?これらの流れを含めて一次救命処置(BLS)と呼ぶが,今回の講演では徹底的にBLSの基礎固めができるような内容となっている.獣医師はもちろん,動物病院で勤務しているすべてのスタッフに視聴していただきたい.

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  • 心肺蘇生② ニ次救命処置(ALS)

    講師:
    森田 肇 / 公益財団法人 日本小動物医療センター(埼玉県)

    心肺蘇生でエピネフリン(アドレナリン)を使用するのはどんな場面?アトロピンはどのように使用する?除細動器は実際必要?不要?この講演ではこれらの内容(二次救命処置:ALS)を中心に比較的最近の知見と経験をもとに解説する.決してパフォーマンスではなく,全員が同じ方向を向いた処置を行うために,可能な限り簡潔にまとめてお伝えする.是非心肺蘇生①と合わせて視聴していただき,心肺蘇生の基礎を徹底的に身につけてほしい.

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集中治療

  • 集中治療-① 肺水腫

    講師:
    佐野 忠士 / 帯広畜産大学

    本講演では,獣医学領域における肺水腫の集中治療に焦点を当てた説明を行います.肺水腫の原因,病態生理および診断について解説し,集中治療に必要な救命処置や治療戦略について詳しく説明します.最新の治療法やモニタリング技術,重症患者の管理における最適なアプローチについても概説する予定です.

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  • 集中治療-② てんかん重積

    講師:
    佐野 洋樹 / Veterinary Speciality Hong Kong
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